第56回社労士試験の合格発表がありました。
合格された皆さん、おめでとうございます。
今年の合格率は6.9%。
去年の6.4%よりも上がりはしましたが、それでも15人に1人くらいしか合格できないという厳しい結果でした。
合格基準点は選択式が25点、択一式が44点で、どちらも去年より下がりましたね。
選択式では労一科目で救済措置(合格基準点2点)もあり、それだけ今年の社労士試験問題が難しかったということでしょう。
私も実際に試験問題を解いてみましたが・・・
残念ながら選択式と択一式のどちらも、合格基準点に届かず。
(選択式では労基・安衛法と、労災保険法で2点しかとれず。択一式では労災保険法が3点で、合計も42点という結果に終わりました。)
もし今年受験していたら合格できたかどうか・・・正直、自信がありません。
合格をつかんだ皆さんは、本当にすごいと思います。
そして残念ながら合格に届かなかった皆さん。
それでも社労士試験を受験できたご自身を褒め、そして自信をもっていただきたいです。
社労士試験は、並大抵の努力では受験までたどり着くのさえ難しい試験だと思います。
私も合格までの2年間、受験勉強のためにやりたいことも我慢、仕事との両立に苦しみながら、家族との時間も犠牲にして、壮絶な努力をしてきました。
その大変さは、想像を超えるものでした。
そして1回目の受験のあと、自己採点で不合格だとわかったときのショックは言葉にできないほど。
やり場のない気持ちに押しつぶされそうでした。
あの努力は何だったんだろう、何のために色々なことを犠牲にして頑張ってきたんだろうと悶々と考え、つらくて苦しかったです。
でも落ち着いてきたころに、使い倒してボロボロになったテキストや過去問題集を見ていて、
何と言ったらよいのでしょうか。
社労士試験に向けて、こんなに努力してきた自分をとても誇らしく感じられました。
50代という年齢で難関資格にチャレンジしたことも、合格に向けて猛勉強したことも、誰もができることじゃないんだぞ、と。
合格証書をもらえない代わりに、自分で自分を褒めてあげたいと思いが、意識のどこかにあったのかもしれません。
でもそうやって気持ちを切り替えることで、勉強を再スタートさせることができました。
そして次の社労士試験までの1年間、努力し続けることができました。
あきらめなくて良かったと、心底思いました。
社労士試験の勉強は、社労士にならなくても必ず役に立つものばかりです。
その知識を持っていることで、自分や家族や周りの誰かを助けてあげられることがあるかもしれません。
社労士試験の勉強をしている自分に、どうか誇りと自信をもってください。
合格してから1年たちますが、私もまだ社労士の勉強を続けています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。