休日の朝、日が差していたので急いで洗濯をしたら、曇ってきてしまった。
寝具などをバルコニーに干したので、「雨、大丈夫かな?」と心配しましたが、何とか日差しが戻ってくれてホッとしました。

フルタイムで働いていると、寝具などは休日にしか洗濯ができません。
だから特に梅雨時などは、天気の良い休日はとっても貴重。

ズボラな私ですが、休日にお天気が良いと「洗濯しなくては・・・」という気持ちになって落ち着かないです。
だからいっそ休日は雨が降ってくれたほうが、洗濯しなければという呪縛から解放されて気持ちが楽。
そしてズボラではありますが、キッチンや浴室などの掃除も先送りできない。
(トイレ掃除は最近、夫がしてくれるようになりました♪)
水回りの頑固な汚れは、一度つくと落とすのが大変。
新築だったこの家に入居した頃はそんなこともわかってなくて、水回りの汚れを見て見ぬふりをしてたら、もはや落とせなくなってしまった汚れも・・・
その経験から、例えば入浴後はすぐにバスタブのお湯を落として洗い、それから浴室の水分をバスタオルでひたすら拭きとっているのです。

拭くときにクエン酸水をスプレーすると、拭いた後に水汚れが残りません。
だからクエン酸水は水回りの近くに常備。
洗面台やキッチンのシンクも、週1回はクエン酸水をスプレー。
何もしたくない休日でも、これくらいのことはやらないと落ち着かないのです。
掃除や洗濯、家事全般に言えることですが、頑張ればいつか終わりがくるということは永遠にない。
日々繰り返して、一生やり続けなければならないもの。
そう考えると正直、うんざりしてしまうこともありますよね。
そんなときの対処法として、「自分にご褒美をあげる」とか「ゴールを決める」というのを目にすることもありますが、私はちょっと違います。
そもそも「毎日同じことを繰り返すこと」って、悪いことなの?
それともいいことなの?
いつも同じことを繰り返すだけでは、人は成長できない、なんていう考え方もあるようですが、私はそうは思いません。
私が好きなのは、こんな考え方。↓
「禅が教える人生の答え」(著者:枡野俊明さん)

禅の修行では、座禅や掃除などの作務を毎日、決められた時間の中で淡々と繰り返します。
このことについて、住職の枡野さんはこのように書かれています。
「どうしてそれが大事なのか。それは、生きる上では基本の繰り返しが何よりも大切なのです。私たちはつい、変化を求めがちです。同じことを繰り返していると飽きてしまい、もっと別のことがやりたくなってくる。もっと楽しいことがあるのではないかと、日常の外にばかり目が向くようになる。そして基本をどこかで疎かにしてしまい、大きな過ちを犯してしまったりします。」
「基本的なことを長年にわたって繰り返すことで、知らぬ間にプロフェッショナルになっている。反対にいえば、基本的な繰り返しを嫌がるようでは、いつまでたってもプロにはなれない。」
自分や家族のために毎日料理を作り続け、プロの料理人のような料理上手になる主婦の方もいます。
毎日の繰り返しがあったからこそ、成し遂げられたのでしょう。
でも、たとえプロの料理人のようになれなくてもいいんです。
ただ毎日、料理を作る。
来る日も来る日も、料理を作り続ける。
そうやって繰り返すことが大切で、淡々と繰り返していること自体、もう1つのことを成し遂げていると言えるんです。
料理だけでなく、洗濯や掃除、生きるために必要な家事全般についてもそう。
いえ、家事だけではありません。
仕事だってそうです。
私がしてきた仕事は、特別な資格や経験が必要なわけでもなく、また私自身が周囲から一目置かれるような「できる人」では、残念ながらなかった。
それでもとにかく、30年以上続けてきました。
そうやって続けてきた自分をまず、自分で褒めてあげたい。
何か特別なことを成し遂げたり、人より優れた何者かにならなくてもいいのです。
家事も働くことも、生きるうえでの基本。
その基本を淡々と繰り返してきたこと自体が、称賛に値することなんです。
そう考えると、日々の家事や仕事への向き合い方が、間違いなく変わります。
淡々と繰り返し、こなしている自分を、自分で誇らしいと思えるようになるんですよね。
他人との比較でなく、自分で自分を誇らしく感じられたら最高に幸せだし、揺るがない自信につながります。
そしてまた、そんな日常を送れていることにも、感謝の気持ちを忘れないようにしたい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。