「人生100年」の時代、50代はまさに折り返し地点。
そして定年後の人生に向けた大事な助走期間でもあります。

このことを意識して、50代を過ごしたいと思う今日この頃です。

「50代にしておくべき100のリスト」

図書館で、たまたま目にしたタイトルに魅かれ、思わず借りた本。

定年前の50代シニアに向けて「充実した定年後を生きるためには、50代の今から準備をしておいたほうがいいですよ」という内容です。

「(定年後の)仕事、ボランティア、趣味にしろ、健康対策にしろ、定年まで待っていては遅いのです。今すぐ行動を起こしましょう。そのための自分の棚おろしにかかりましょう。ああ、いい人生だったと言って死ねるように。」

あー本当にそのとおりだなと思います。

私がもしも何の準備もなしに定年になって、「しばらくはのんびりしよう」なんて家でダラダラしようものなら、だんだん無気力になって何もかも面倒になったり、やりたいことを探してるうちに老いてしまいそう。

普段からご近所づきあいとか地域活動を積極的にしているとか、時間を忘れて没頭できる趣味があるとか、そういう方だったら特別な準備なんて必要ないかもしれません。
でもそうでないなら、できる範囲で準備はしておいた方がいいと思います。

ただこの本にある「100のリスト」の中には、正直、私には必要ないなという項目もかなりある・・・
それはたぶん、定年後の理想とする生き方が、著者と私ではあまりにも違うからなのでしょう。
それでも、この本を読んで自分なりに「これは必要だな」と思ったものがあります。
それは、例えば次のようなこと。↓

①生きがいや趣味をみつける
②定年後も働くつもりで準備する
③なるべく貯金する
④投資してみる
⑤健康に気をつける
⑥終活の準備をする

生きがいや趣味をみつける

定年後の楽しみは「自由時間が増えること」。
この自由時間を、好きなことをして楽しまなかったらもったいない。

ところが、生きがいや趣味がないというシニアは少なくないんだそうです。

そう言う私も「子どもが生きがい」と思ってましたが、娘二人は既に成人しており・・・
人生の後半を捧げたいほどの生きがいや趣味は、まだ見つかっていないのです。

仕事が生きがいというのもすばらしいですが、できれば仕事以外の楽しみもみつけておくほうが、人生後半の楽しさが倍増すると思います。

何か新しいことを始めてみるとか・・・語学、手芸、絵を描いてみるとか?

そういえば最近、漫画「ハイキュー!!」にハマってます。

定年後も働くつもりで準備する

定年後は悠々自適に遊びたい!という方もいるかもしれませんね。

経済的に十分な余裕があり、やりたいことはいくらでもあるというなら、それもありだと思います。
でも残念ながら私はどちらも「NO」なので、定年後も仕事は続けるつもり。

でもシニアが仕事をするメリットは、大きいと思うんですよ。

仕事で社会とつながっていられますし、「誰かに必要とされている」と思える。
お金という報酬ももらえる。
それに、決まった曜日・時間に仕事に行くことで、生活リズムも整いますよね。

働くか働くまいか迷ったら、「働けるうちは働く」でいいと思います。

ただし、心身に負担が大きい仕事はもう無理。

なるべく貯金する

お金の余裕は心の余裕につながります。
現役の今のうちに、少しでも多く貯金しておきたい。

老いたときこそ、お金が頼りになると思います。

投資してみる

2年前から投資を始めましたが、資産もそれなりに増えており「やって良かった」と思っています。
貯金をしたうえで余力があれば、ぜひ投資することをおススメします。

私はインデックスファンドを買っていますが、保有期間が長ければ長いほどリターンが大きいです。
投資を始めるなら定年を待たずに、早めにスタートしたほうがいいです。

健康に気をつける

仕事も趣味も、健康であればこそですね。
少しでも身体に良いことを習慣にして、健康を守りたい。
歯の健康も忘れずに。

終活の準備をする

将来の漠然とした不安を抱えたままでは、人生を心から楽しむことはできないような気がします。

もしものときに備えておくことは、自分だけでなく家族、特に娘たちが安心して暮らすためにも必要なことですよね。
そう考えて、終活の勉強を少しずつ始めています。
と言っても難しいことではなく、
「生涯、今の家に住み続けるのか」
「介護が必要になったらどうしたい?どうされたい?」
「財産の管理や、相続のことはどうするのがいい?」
ということを考えておく。

考えることで、どんな選択肢があるのか、どんな準備が必要かがみえてきます。

それと家の中の物もなるべく減らすようにしています。

早いのでは?と思われるかもしれませんが、年老いてから終活の勉強を始めたり、家の中を片づけるのは相当大変なはず。
気力も体力もある今のうちから準備しておいたほうが、人生後半をより楽しめると思っています。

できることから少しずつ実行

どの項目も普段からよく言われていることで、目新しいことはありません。
でもそれだけ、先輩シニアの皆さんが「しておいて良かった」「しておけば良かった」と思われたことなのでしょう。

健康もお金も終活も、少しでも実行した人と何もしなかった人では、大きく差がついてしまうはず。
できることを今から少しずつ意識して、実行したいです。
まだ十分若い、50代の今のうちに(^^♪

最後までお読みいただき、ありがとうございました。