マイナンバーカードがあれば、スマホで確定申告が簡単にできてしまいます。
今回は、その方法をご紹介します。

スマホにダウンロード済みの「マイナポータルアプリ」。
このマイナポータルアプリから、e-Taxにログインすることで、自宅にいながら簡単に確定申告ができてしまうのです。
その手順は以下のとおり。
①準備するもの
・スマホ ★マイナポータルアプリをダウンロードしておきましょう。
・マイナンバーカード
・利用者証明用電子証明書パスワード
・署名用電子証明書パスワード
・源泉徴収票
・医療費のお知らせ※
・生命保険の一時給付金や脱退給付金の証明書※
※通常、会社員であれば年末調整を行うため確定申告は不要ですが、私は今回、
①解約した生命保険の脱退一時金等の収入があった
②医療費控除を受けたい
という事情から、確定申告をする必要がありました。
※このほか、必要に応じて社会保険料やiDeCoなどの控除証明書、住宅ローン控除証明書などを準備しておきます。
②マイナポータルアプリにログイン。
マイナポータルアプリにログインするには、マイナンバーカードと利用者証明用電子証明書パスワード(4ケタ)が必要です。
利用者証明用電子証明書パスワードは、市役所の窓口でマイナンバーカード発行申請した際に、自分で設定したパスワードのこと。
皆さんは覚えてますか?
③マイナポイントアプリの「確定申告」というメニューボタンをタップ。
あとは画面のメッセージに従って、該当する項目を入力、またはボタンをタップしていくだけ。
とっても簡単です。
④所得税の追徴がある場合は、納付します。
私は追徴があったため、コンビニで支払う方法を選択しました。
クレジット決済もできますが、決済手数料がかかるようです。
e-Taxで確定申告する前に準備すること
e-Taxでの入力をスムーズに行うためには、確定申告に必要な書類の準備に、プラスαが必要です。
私が今回、確定申告をした理由は
①解約した生命保険の脱退一時金等の収入があった
②医療費控除を受けたい
の2点でした。
そこで、生命保険会社からの給付証明書と、支払った医療費等の領収書など、ひととおり準備してからe-Taxの入力をスタートしました。
でも、それだけでは準備不足でした。
まず、①の生命保険の脱退一時金については、以下の情報の入力を求められるため、予め計算しておくなどすぐわかるようにしておく必要があります。
・㋐給付額
・㋑支払った生命保険料の額
・収益相当の額=㋐-㋑
・保険会社の名称と所在地
②医療費控除については、
・医療を受けた人ごと、医療機関(病院・薬局など)ごとに、支払った医療費の合計額を入力する必要があるため、こちらも予め計算しておく必要があります。
医療費については、上記②の情報を、国税庁HPの「医療費集計フォーム」というエクセルファイルに入力し、入力済みのファイルをスマホにダウンロードしておきます。
このファイルをe-Taxで読み込むことで、e-Taxの入力フォームに直接入力するよりもずっと簡単に、医療費控除の明細書が作成できてしまうのです。
私はどちらの作業も、e-Tax入力スタート後に慌てて準備することになりました。
ところが、途中で計算ミスに気がついてファイルのアップロードをやり直そうとしたところ、また初めから入力しなければならず、これで結構、時間をロスしてしまいました。
入力完了前にログアウトする場合は、それまで入力したデータを保存する機能もちゃんとついていますので、ぜひ活用してくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。