衝撃的な統計があります。
やせている人は、肥満の人よりも死亡リスク、認知症発症リスクがともに高いのだそう。
健康のためにとダイエットに励んでいることが、反対に健康を損なうおそれがある・・・要注意です。
シニアが働くために欠かせないもの
会社の定年延長で、65歳まで働けるようになりました。
さらにその後も、希望すれば非常勤で働くこともできるようです。
ところで、シニアが働き続けるうえで絶対欠かせないもの。
それはやはり「健康」ではないでしょうか。
私の会社の先輩でも、健康上の理由で退職後の再雇用を断念した方が複数います。
健康であれば、仕事を辞めてからの人生も一層楽しむことができますね。
私の母は忙しく働く私の体を心配し、会うたびに「仕事やお金よりも健康が大事だよ」と言います。
母は今年91歳。
白内障を患っているほかは特に悪いところもなく、家事なども自分でひととおりこなします。
そんな母の言葉には大いに説得力があり、母の姿を見て私も「健康でいること」を強烈に意識するようになりました。
肥満よりもコワい「やせ過ぎ」
健康のためにとダイエットに励んでいるシニアの方は、少なくないのではないでしょうか。
若い方でも、女性はダイエット、男性は筋トレで「理想の体を手に入れたい」と思っている方が大半だと思います。
ところが、こうした思いとは正反対の健康課題が突きつけられています。
「女は筋肉 男は脂肪」(著者:樋口 満さん)

まず「やせている人のほうが健康」というイメージがありますが、統計では正反対の結果となっています。
肥満度はBMIであらわされ、18.5未満は「低体重(やせ形)」、18.5~25未満は「普通体重(標準)」、25~35未満は「肥満」、35以上が「高度肥満」と判定されます。
BMIと適正体重は、次の計算式で簡単に求められます。
BMI = 体重kg ÷ (身長m)2
適正体重 = (身長m)2 ×22
ちなみに私のBMIは17.4で「やせ形」。
この本によると、死亡リスクが最も高かったのは、BMIが最も低い「やせ形」のグループでした。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
次に死亡リスクが高かったのは、「高度肥満」のグループ。
興味深いのは、BMIが標準より高めの「25以上」のグループのほうが、死亡リスクが低い傾向にあること。
別の本によれば、最も長生きなのはBMIが「25~30未満」のグループ。
「やせ形」のグループの死亡率は、それより2.5倍も高いそうです。
つづいて、認知症発症リスク。
こちらも、男女とも「やせ形」の認知症発症リスクが最も高いそうです。
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
また女性では、「肥満」「高度肥満」のほうが、「標準」よりも認知症発症リスクが低いという結果が。
BMIが増えるほど、女性は認知症のリスクが低くというのだから驚きです。
女性は筋肉を増やし、男性は脂肪を減らしましょう
この本によると、女性は筋力の低下、男性は内臓脂肪の増加が、健康への危険性を高めるそうです。
つまり、女性は筋トレで筋肉を増やす、男性は有酸素運動で脂肪を燃やすことが、健康長寿につながるというわけですね。
そこで私も早速、筋トレを日課にすることにしました。
筋トレをするときは、ここに注意
筋トレは、やればやるほど良いというわけではありません。
やりすぎはケガのもとになり、逆効果です。
また筋トレだけを続けていると、血管のしなやかさが失われてしまうのだそう。
それを知らずに高強度の筋トレを続けていると、動脈硬化や血圧上昇につながり、とても危険です。
ちなみに有酸素運動を続けている人の血管は、しなやかさが保たれているそうでうす。
そう考えると、強度の高くない筋トレと、適度な有酸素運動を組み合わせるのがベスト。
運動は全力でやらなくても十分健康効果がありますから、無理しないことを肝に銘じて、継続できることを目指したいですね。
健康効果の高い食事の取り方
健康でいるためには、食事も重要です。
筋力を落とさないためには、たんぱく質をとることはもちろんですが、適度な脂肪と炭水化物、野菜や果物などの抗酸化物質も欠かせません。
では、いつ、何を食べるのが、最も健康効果が高いのでしょうか。
「60歳からはやりたい放題」(著者:和田 秀樹さん)では、朝、昼、夕方、夜それぞれの時間帯で臓器の活動に合った食事の摂り方をすると、内臓の負担や細胞の炎症を最小限に抑えられるとしています。

この本で推奨されている食事の摂り方は、次のようなもの。
〇朝食(7~9時)
人の体は朝の時間帯にたんぱく質の合成が進むので、朝食にたんぱく質を摂るのが良いそうです。
1日の活動のもとになるエネルギーもそれなりに必要なので、たとえば適度な脂肪も含む卵や魚など。
また脂肪を燃焼するためには少量の炭水化物も必要なので、ご飯やパン(甘くないもの)も食べたほうが良いのです。
朝は膵臓の動きが活発でないので、糖分の多いものは体への負担になるとのこと。
甘いジャムを塗ったパンや砂糖入りのコーヒーなどは、避けた方が良さそうですね。
〇昼食(12~14時)
昼食も、朝食とほぼ同じで、たんぱく質、適度な脂肪と炭水化物、野菜などを摂ります。
〇間食(14~15時)
夕方には膵臓の働きが活発になるので、このとき甘いものを食べても体への負担は少なくて済みます。
この時間帯に、おやつとしてダークチョコレートや果物などを食べるのが良いそう。
〇夕食(19~21時)
夜は肝臓の代謝機能が弱まるので、肉類は減らした方がベター。
膵臓の動きも落ち着くので、糖質(炭水化物、果物、砂糖)は控えめにします。
アルコールも糖質なので、できれば控えたほうが良いのです。
でも、夜のアルコールが楽しみという方、多いですよね。
そんな方には、抗酸化物質であるポリフェノールを含む赤ワインがおすすめです。
夜は腎臓の代謝機能が上がりますので、できるだけ水分を多く摂ることを心がけます。
しっかり食べて、しっかり運動
もともと太れない体質の私。
そのうえ健康診断では腎臓の数値に不安があって、つい食べる量を控えてしまうのですよね。
でもやせがこれほど健康に悪いとは。
このことを知ったら、何としても改善したいと思いました。
体に負担の少ない納豆や豆腐をせっせと食べて、無理のない筋トレをして、いくつになっても強い体でいられることを目指したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。