各ご家庭では掃除・片づけって、どんなルールでやっているものなのでしょうか。
そして、どうしてもやる気が出ないときは、どうやってやる気を引き出していますか?

この話題で誰かと語りたい。
しかし私の周りにそんなものずきな方はいないので、ブログに書きます!

お盆休みの初日、ちょこっと掃除

お盆休みの初日。
この日は一日中家でダラダラしようと決めていましたが、ふと「せめて水回りだけ軽く拭いておくか」と掃除に手をつけたら、どうも排水溝の汚れが気になる。
そこでカビキラーやキッチンハイターをシュッシュとふりかけて、ぬめり取りをしました。

一旦体が動いたら、何だかやる気スイッチが入りました。
天気も良いので寝具を洗濯して、ついでに2階をざっと掃除機がけ。

そんな程度のことですが、労働したという充実感と、お部屋が少しでもキレイになったという満足感が味わえて気分爽快。
この後の読書や動画視聴も、より楽しめた気がします。

私の場合、掃除や片づけを「せめてこれだけ(ここだけ)でもやっておくか」というノリで始めると、苦にならないみたいです。
一旦始めると、その流れでほかの場所もやってしまいたくなることも。

掃除・片づけのマイルール

フルタイムで働いているので、平日は忙しい。
そんな平日でも、これだけはやらないと落ち着かないというのが、キッチンのシンクまわりと浴室の掃除。

掃除といっても、ごく簡単にです。
キッチンは食器を洗った後、排水溝のゴミを捨ててからワークトップを水拭きするだけ。
浴室は、排水溝の髪の毛などを集めてゴミ箱に捨てた後、浴室全体をタオルで乾拭きしてなるべく水分を残さないように。

水回りはただでさえ汚れやすいうえに、水垢やカビは一旦こびりつくと落とすのが大変です。
毎日これだけでもやっておくと、汚れがたまらず「それなりにキレイ」が保てます。
出勤前の忙しい時間にも、これだけはなるべくやるようにしています。

これ以外のほとんどのことは、仕事がない休日にやることになります。

といっても特にルールはなくて、先ほども書いたように「とりあえずこれだけやっておくか」というノリで始めることが多いです。

家の中全部を掃除したり片づけるは大変。
やる前から疲れてしまいそう。
でも「ここ1か所だけ」と決めておくと、案外すんなりとりかかれるもの。

では、「とりあえずやろう」という気にすらなれないとき、皆さんはどうやってやる気を引き出していますか?
私の場合、やる気がでないときは疲れているサインだと思って、とにかく休みます。
これが一番。

でもどうしてもやる気を引き出したいときは、こんな方法が私には有効みたいです。

やる気はこうして引き出す

①掃除・片づけ本を読む。

本を読むより動画を視聴する、という方のほうが、はるかに多いかもしれませんね。
でも私は断然本です。

②私は「我が家」というホテルのオーナーである。

自分が「我が家」というこのホテルのオーナーだと思い込むのです。
(妄想する、といったほうが正しいかも。)
そして「お客様」(といっても家族や自分)に気持ちよく過ごしてもらうために部屋を整えるんだ、という気持ちで、掃除や片づけにとりかかるのです。
そうすると意外にも気持ちがあがって、掃除や片づけに集中できたりするんですよー(^^)
ぜひお試しください。

③掃除や片づけをしないとどんな惨状になるかを知る。

掃除や片づけをしないとどんな部屋になってしまうか。
これを知っておくと、そうならないように掃除したくなるのです。

私はかつて、夫の実家を訪れたときの衝撃が忘れられません。
玄関には靴が何十足も並び、見る限り全ての部屋の床や棚の上、テーブルの上にモノがあふれかえり、居間にも洋服が所狭しと吊り下げられて壁はほぼ見えない状態。

古い家ではありましたが大きくて、家の中も外もきちんと片づいてさえあればそれなりに立派な佇まいだろうに、まるで大きな物置小屋のようだった。
何故こんな状態になるまで誰も片づけようとしなかったの、としみじみ考えてしまいました。
多分、その状態が当たり前の日常になってしまってたんだろうと思います。

今はもう、その実家も建て替えられて新しくなりましたが。

でもあのときの情景を思い出すたび、何千万円もかけて手に入れた我が家を物置にしてはいけない、という思いから、片づけずにはいられなくなるのです。
私の場合キレイな部屋を見るよりも、はるかに効果があります。

わが家を快適な空間にしたい

ドイツのことわざに「人生の半分は整理整頓」というのがあるのだそう。
世界一綺麗好きと言われるドイツ人らしいことわざですね。

私は人生の半分を整理整頓に捧げるなんてとてもできませんが、この考え方には共感します。

住まいがきちんと片づいて掃除されていると、仕事が終わって帰宅するのが日々の楽しみになり、仕事の大変さも和らぐのです。
賃貸だとか狭いといったことは問題ではありません。

反対に、住まいが整っていないと、そのことがいつも頭の片隅にひっかかってしまって、何をしても心から楽しめません。

料理研究家の大原照子さんが生前、その著書「英国式スローライフのすすめ」で次のように書かれています。
「人間の暮らしのなかで衣食住の三つはどれも大切ですが、私は(略)住宅のことを真っ先に考えて暮らしてきました。
住まうところがきちんとしていれば、食と住はごく自然についてくるものです。それに、住まいが満足できたら、かなり質素な暮らしも苦になりません。
それがゆったり暮らす大事なポイントのような気がします。」

「食」を職業とする料理研究家でありながら、暮らしの中で「住」を優先していたというのが意外ではありますが、それだけ住まいが人の暮らしのなかで重要な位置づけにあるということでしょう。

そういえば同じく料理研究家の有元葉子さんも、住まいに対して強いこだわりをお持ちで、東京のほかに長野県とイタリアにもご自宅をもち、どの家もすっきり美しくされていますね。

私も、せめて「ほどほどに綺麗な我が家」をキープできるように、毎日少しずつ、掃除・片づけを継続していこう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。